まいんどふぃーばー

まいんどふぃーばー

あらゆる推し(人、作品)の感想。2019年末に移転してきました。

『9人の翻訳家』悲しみに満ちた余韻、惹き付けられてやまないミステリー

傑作ってあまり言わないんですけど、あとこれは万人が傑作だと言う作品だとも思わないんですけど、私は「これは傑作だ!」と言いたい。と、二回目を観てすごく思った映画。


『9人の翻訳家』

2019年 フランス、ベルギー製作


スタッフ

監督: レジス・ロワンサル 脚本: レジス・ロワンサル、ダニエル・プレスリー、ロマン・コンパン


キャスト

ランベール・ウィルソン
オルガ・キュリレンコ
アレックス・ロウザー
エドゥアルド・ノリエガ
シセ・バベット・クヌッセン
リッカルド・スカマルチョ
パトリック・ボーショー
サラ・ジロドー
アンナ・マリア・シュトルム
フレデリック・チョウ
マリア・レイチ
マノリス・マブロマタキス


映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』公式サイト


※ネタバレあり!!!




論理的なことは言ってません。メモみたいに書き殴ります。 ちゃんと内容を知りたかったら、他の方のブログへどうぞ(笑)




初めて観たとき、めくるめく面白さにすごく惹き付けられて、片時も飽きず、目も心も離すことができなかった。

アレックスが犯人ぽいとか、ほんの少し予想できたこともあって、そこはこんなもんかと思わなくもなかったけど、でもそれは問題じゃなかった。とにかく面白い。

(ちなみにアレックスが犯人ぽいと思ったのは、キャラクターを見ててそう思ったと言うより、アレックス・ロウザーという役者が演じてるから、というのが大きい)


そういえば初見、種明かしで一番びっくりしたのは、共犯者達の存在だった。

アレックスが「僕が書いた」というのはそのまさに一瞬前、エリックの問いかけのセリフで、あっと思って気付いたけど、それにしてもあそこは鳥肌立つ。アレックスの演技も逸品。



そしてもう一度観たくて観たくて、二回目。

全てを知って観たこの物語は、あまりに切なくて、悲しくて、最初から胸がいっぱいだった。 もう犯人も、動機も分かっていたから、観ていて分かることがある。 アレックスの表情も。言葉の意味も。 泣きたかった。最後には泣いた。

アレックスとカテリーナが『デダリュス』についてかわす会話。
「ただのミステリーじゃなく、悔恨の物語」   「耐えがたい喪失の悲しみを描いた物語」
これらの言葉を聞いたとき、ああこれはこの『9人の翻訳家』という映画自体のことも表してるようだな、と思った。
それから、「僕にも経験がある」と言ったアレックスの胸の内…。


これは悲しみの物語。

もちろんミステリーとして、いわゆるどんでん返しにつぐどんでん返し、観ていて最高の感覚で、それも素晴らしい。

そこに、友への、創作物への、自分の作品への、アレックスの深い深い愛情が加わり、悲しい復讐の物語となる。


私も小説が好きだ。だからより響くところもあった。 読書好きの人には、より観て欲しいと思う。



ところで今回やっと気付いた。トランクの暗証番号。 カテリーナが開けたエリックのトランクは、069。 対して、チェンが開けたトランクは、777。 ここで、この二つのトランクは別物だと、ちゃんと観客が気付けるようになってたんだなぁ。



この映画を観たらアレックス役のアレックス・ロウザーを好きにならずにはいられない。

元々彼目当てで観たというのもあった。 でも正直ちょい役だと思ってたので、裏の(表か?)主役という嬉しい驚き。彼の魅力が爆発してる役だった。あまりに素晴らしい。 脱力系のふわふわした若者から、ミステリアスな青年、そして哀しみに満ちた天才ー。

ラストシーン、微かな満足感と、でもそれでは消せない深い哀しみと孤独に溢れる立ち姿が、いつまでも心に残る。



他のキャラクター達についてとかも、言いたいこといっぱいあるんですけど、言葉にならないのでやめときます。



脚本は面白い、演出も惹き付けられてやまない、音楽も好きだ、そして役者もアレックスはじめ皆最高。 あれ、傑作だよね?



深く引きずる余韻に支配され、もうこの映画の虜です。
出来ればもう一度観に行きたいけどもう厳しそうなので、一刻もはやく円盤の発売を望みます。

『ロケットマン』感想/自分を愛する幸せ

 

キングスマン』で一気に人気を集めたタロン・エジャトン主演。
そして私が一番好きな俳優である、ジェイミー・ベルが共演。
で、楽しみにしていた映画『ロケットマン』。

サウンドトラックが発売されて、予習しとくかーくらいの軽い気持ちで聞いたら、もう最高で。
そこから更に楽しみ度が上がって、やっと公開です。

公開初日に観てきました。そして数回リピートしてます。まだ通います。

※最終的に映画館では9回鑑賞しました。

 

 

 

 

スタッフ

監督:デクスター・フレッチャ
製作:マシュー・ボーンデビッド・ファーニッシュアダム・ボーリングデビッド・リード
製作総指揮:エルトン・ジョンクローディア・ボーンブライアン・オリバーティーブ・ハミルトン・ショウマイケル・グレイシー
脚本:リー・ホール

キャスト

タロン・エジャトン
ジェイミー・ベル
リチャード・マッデン
ジェマ・ジョーンズ
ブライス・ダラス・ハワード
ティーブン・グレアム
テイト・ドノバン
チャーリー・ロウ
ティーヴン・マッキントッシュ
トム・ベネット
オフィリア・ラビボンド

解説

グラミー賞を5度受賞したイギリス出身の世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンの自伝的映画。並外れた音楽の才能でまたたく間にスターへの階段を駆け上がっていった一方で、様々な困難や苦悩にも満ちたエルトン・ジョンの知られざる半生を、「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」や「ロケット・マン」など数々のヒット曲にのせたミュージカルシーンを交えて描いていく。イギリス郊外の町で両親の愛を得られずに育った少年レジナルド(レジー)・ドワイトは、唯一、音楽の才能には恵まれていた。やがてロックに傾倒し、ミュージシャンを目指すことを決意したレジーは、「エルトン・ジョン」という新たな名前で音楽活動を始める。そして、後に生涯の友となる作詞家バーニー・トーピンとの運命的な出会いをきっかけに、成功への道をひた走っていくが……。日本でも社会現象となった大ヒット作「ボヘミアン・ラプソディ」で、降板した監督に代わり映画を完成させたデクスター・フレッチャーがメガホンをとり、「キングスマン」シリーズのマシュー・ボーンが製作を担当。同じく「キングスマン」シリーズでブレイクしたタロン・エガートンがエルトン役を務め、吹き替えなしで歌唱シーンもこなした。エルトン・ジョン本人も製作総指揮に名を連ねている。

映画.com

感想(ネタバレなし)

まずはネタバレなしで感想を。

期待値は高かったが、本当に素晴らしかった!!!
明るくキャッチ―な曲の数々は魅力的で、「ミュージカル映画」にふさわしく、なんとも場面にぴったりな選曲をしてくる。もう「映画のために書いたんじゃないの…?」と思うほどのハマり具合。
映画のために書いたのではないのに、曲が歌詞があまりにも心情を上手く語っていて、震えるほどに良い。これぞミュージカル。
ミュージカルらしい群舞もあり、派手な演出もあれば、しっとりと聞かせる曲も多数。ミュージカル的に歌うだけでなく、BGMとしても多く使われている。それもまたすべて場面にぴったり。すごい。

それに、あまりに映画でエルトンの心情に歌詞がハマりすぎているから、エルトンじゃない人(バーニー)が歌詞を書いてるなんて信じられない気持ちになる。
まさに一心同体。音楽の面では、二人で一つ。

 

語られるエルトン・ジョンの半生は辛い。愛されない、愛が欲しい。孤独が深まるほど、絶望に落ちるほど、彼の衣装、ステージパフォーマンスはどんどんド派手になっていく。その対比があまりに辛くて、胸が締め付けられる。苦しくてたまらない。

 

派手な「ミュージカル」に彩られているけれど、内容自体はとてもシンプル。
愛を求め、自らの身を滅ぼしかけ、そして復活するスター
普遍的な内容で、それゆえにあらすじだけ引っ張ると似たような作品は多々あるけれど、この作品の吸引力は尋常ではなく、もう完全に虜になってしまっている。

 

こんなに辛くて苦しくて胸が痛くなっても、あのラストが観たいから何回も観てしまう。いや、もうあの辛さも含めて全て観たいから。観るほどに全てが愛しくて、大好きで、輝きを放ってる映画だから、もう完全に、私の人生の一本になっている。

 

大スターの半生だけど、極めてパーソナルな物語。
だからこそ、私たち一般人にも、波乱万丈な人生を送ってない人にも、とても響くものがある。
メッセージは皆に通じるもの、「自分を受け入れ愛すること」だから。

頑固で意地っ張りで、虚勢を張るエルトンが悲しくて。「ここで素直になっていれば……」と思うシーンの多いこと。「本当の自分が愛されるわけがない」という思い込み故に自身のことが大嫌いだったけど、本当はそんなことなかったのに。

エルトンは大スターで、私みたいななんの取り柄もない人間とは違うけど。あんな波乱万丈な人生は送らないけど。どんなに孤独で辛くて苦しんでも、どんなに自分が嫌いでも、全てを乗り越え自分を愛せるようになった彼に、とてつもなく勇気を与えられる。人生に希望を与えてくれる。

何より自分を受け入れ愛するという、人によってはすごく簡単で、人によってはとてつもなく難しいけど、一番大切なこと。このストレートなメッセージ性が、胸を撃ち抜く。

 

辛い映画だけど、回を重ねるごとに、幸せなシーンの輝きが尋常ではないほど増して見える。バーニーとの出会いに、ユア・ソング、クロコダイル・ロック。輝ける瞬間が美しいほど、それに比例してこの後の絶望が増すんだけれど。

 

そして、タロンくんの素晴らしさ。
私はエルトンはぼんやりとしか知らないけれど、タロンは見た目も歌声も、エルトンには似ていないと思う。(当然寄せてはいる)
でもこの映画の中に完全にエルトンが生きていて、生々しくその叫びを歌うからこそ、強く心に衝撃を受ける。
演技も歌も、圧巻の一言。

盟友バーニー役のジェイミーは、こんな彼を見たらいくらでも惚れ直さざるをえない素敵さ。
演技力が彼も非常に高いので、あの全てを物語る瞳を見ていたらもうそれだけで泣けて泣けて。
エルトンにとって親友で、盟友で、天使のような存在。
ジェイミーをバーニーに選んでくれてありがとうとしか言えない。
あとファンの私でもあまり思ったことはないんだけど、この作品のジェイミーはとても綺麗。いつも通り可愛くもあるけど、すごく綺麗に撮られてて感激。

 

ちなみに、『リトル・ダンサー』との関連も忘れられない。脚本家が同じで、ジェイミーのデビュー作。当時カンヌでエルトンが涙したという傑作映画。
舞台ミュージカル化していて、作曲はエルトンが担当している。
そういう繋がりを頭に入れておいて鑑賞すると、そこここに『リトル・ダンサー』の影が見えるかも。ビリーはエルトンだし、バーニーでもあると思った。

 

その他キャストも、実在の人物は分からないけれど、とにかく全員が「この役はこの人じゃないと!」というハマり具合。
マッデンのセクシーさにゲスっぷり、ブライス・ダラス・ハワードの「自分が一番」のような母親。

 

あまりに辛くて胸が締め付けられて、初見では体調に異常をきたしたほど心に響いた映画で、哀しいけど、同時にとても愛しい映画。
あのラストは美しく、快感でもある。

また、これは「ファンタジー映画」であるとのこと。
ファンタジーとして演出している描写が、そのように描き出しているからこそ、より一層彼の精神をハッキリ表現できているんだなあと思う。彼の心の内を。

 

ただ「ミュージカルファンタジー」であるということからして、史実と異なる点は多いし、ある程度映画と現実との切り離しは必要。

それでもこの作品を観て、バーニーの存在に、エルトンの現在の幸せに、感謝せずにはいられない。
そしてこの映画を作ってくれたことに。ありがとうございます。

 

 

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以下も良ければどうぞ。言ってることはここと被ってますが。

ロケットマンに関する私のツイートまとめ

感想(ネタバレあり)

ネタバレばんばんあり。鑑賞済みの方向けです。

曲がないシーンもありますが、前後シーン含めて曲ごとに流れに沿って語ります。私が思うことをひたすら書いてるだけ。何も参考にはなりません。

グループセラピーを受けるエルトンが過去の人生を語るので、全編通して場面場面にセラピーでの彼の様子が挟まれる。
最初はド派手な衣装を身に着けていたのが、少しずつそれを脱ぎ捨てる。
話し方も、最初の方は見栄のようなことも口走っていたが、どんどん自分の気持ちに素直になっていく。
このオープニングに繋がるGoodbye Yellow Brick Roadのラストで、ここにやってきたキラキラのエルトンの衣装から、羽や飾りが少しずつ落ちる。
この演出が大好き…。
ここに来ることを自身で決めた時から、ほんの少しずつ彼の装飾は取れ、そして語り、素直になり、向き合ううちにどんどんとレジーに戻っていく。

The Bitch is Back

オープニング、サントラで聞きまくっていた『The Bitch is Back』ではなく、『Goodbye Yellow Brick Road』のメロディで幕を開ける。
輝くタイトルと共にドアを開けて入ってきた、ド派手な衣装のエルトン。
このオープニングが、上記に書いたようにラストのクライマックスに繋がるのが感涙もの。

 

とてもその場にそぐわない格好でやってきたエルトンは自己紹介を始めるが、その時の表情がなんとも。タロンくんがとにかく上手い。皮肉たっぷりで、作り笑顔で、自己嫌悪にあふれている。

 

「どんな少年だった?」の質問から始まる、エルトンの過去への旅。
現れた少年レジーは、エルトンを挑発するような笑みを向けて。エルトンは戸惑いと…どこか恐怖を感じてるような表情。自分を振り返るのが、自分と向き合うのが怖いんだろうか。

歌い踊る群衆と、呆然とたたずむエルトン。華やかでキャッチ―な歌とダンスの中、険しい表情を浮かべて少年期の自分、レジーと対峙している。
エルトンがレジーを見つめる顔は、穏やかではない。険しいもので。苦しいような、複雑なような。彼のレジーを見つめる表情で、これから辛い物語が始まるんだと観客は思う。

 

冷静に考えて、レジー少年は本当に天才だね!!

 

ジーは父の帰りを楽しみにしているのに、父のレジーに対する仕打ちはあまりに酷い。
決して虐待などはしていないけど、徹底的に関わりたくないようだし、まるで他人みたい。
親は子を愛するものだと信じたいけれど、そうではないのが悲しい。

「ハグして」という言葉は、愛情を得たい、確認したいから。「甘えるな」と実の父親に返されるのは、あまりに辛い現実。

エルトンは父との思い出を語りながら、父について「僕をハグ」「幸せな子ども時代だった」と言っていて、エルトンの見栄っ張り、強情さが見える。

 

すでに孤独を抱えたレジー少年が、ベッドでオーケストラに指揮をし、ピアノを弾く場面。
オケの皆はとても穏やかな表情でレジーを見つめていて、これが彼の求めるものだと。
さらに彼の弾く曲は「ロケットマン」。後に重要な場面に使われる、孤独を歌った曲をこの場面に採用しているのが、オケの皆の優しい表情と相まって、すごく心を締め付けてくる。

I Want Love

ジーは才能を見出され、王立音楽院に行くことになる。
少年時代のレジーにとって、重要なのはおばあちゃんの存在。彼女がいなければピアノを習うことも、王立音楽院に行くことも出来なかっただろうし、何よりレジーに唯一の愛情をそそいでくれた。

初めて王立音楽院に足を踏み入れたレジーが「帰りたい」という場面は、『リトル・ダンサー』のビリーと重なる。夢を持ってやってきたけど、自分が今までいた環境とのあまりの違いに怖気づいてしまう心。そこに叱咤激励してくれる肉親の存在。

 

両親は不仲で、ピリピリしているけど、レジーはたぶんそれを自分のせいだと思っている。子どもにこんなことを思わせる親って、なんて罪深いんだろう。
家族皆が「愛が欲しい」と歌い、それぞれに愛を欲しているのに、向いている方向は違って、家族なのに、彼らの間で何もかみ合わない通じ合わない辛さ。

 

母の浮気がばれて、父はついに出ていく。
「僕のせいだ」とレジーは言うし、今までもきっとずっとそう思ってきた。
父は別れの挨拶もなし、悲しんでるレジーのそばに来るのはおばあちゃんだけ。

 

ジーエルビス・プレスリーのレコードに出会うことによって、また人生の転換を果たすが、この辺りのエピソードを見ていると、父と違い、母のレジーに対する愛は決してゼロではないと思う。ゼロでは。
また義理の父となるフレッドも、レジーに良くしてくれているし、むしろ親は離婚、再婚して良かったんじゃないの?とも思うけど、それでも実の父からの愛を得られなかったことは、レジーの心にいつまでも深い傷を残す。

Saturday Night's Alright

母と義理の父、祖母に見守られ、パブで演奏。これがレジーの初舞台?
ここは幸せな家族に見える。

 

ジー少年もめちゃんこ歌上手いんだけど、青年レジーにバトンタッチした途端、タロンくんのあまりの上手さに、何回観ても歌い出しで仰け反る一曲。
ダンスも少し披露してるけど、群衆ほどばっちりは踊らない。踊る群衆の前でぴょこぴょこしてるレジーがかわいい。

大暴れで歌い弾け、レジー少年が歌いだしたパブに、今度は青年レジーが帰っていく。彼は今はブルーソロジーというバンドメンバーに。
そこでバックバンドのスカウトを受け、またレジーの運命は動き出す。

 

バックバンドをしている時に、レジーはこうアドバイスを受ける。
「元の自分を消して、なりたい自分になる」
これが映画の伏線のひとつに。
ジーはこの言葉を聞き、「元の自分を消して、なりたい自分になる」ために、改名を考える。
ジーを消そうとする。

Thank You For All Your Loving

自身の売り込みにきたレジー、彼はここでついにエルトン・ジョンとして歩み出す。

レイ役チャーリー・ロウ、『わたしを離さないで』のキミか!!大きくなったね!!!(笑)

Border Song

今作には数回スローモーションが使われているが、どれも彼の運命的な場面で使用される。で、最初がここ。
レイがエルトンに「この歌詞に曲を」と封筒を手渡す。バーニー・トーピンの書いた歌詞。
BGMで『Border Song』メロディー。2回目以降の鑑賞になるとこれだけで泣く。

 

エルトンとバーニーの出会いこそ奇跡であり運命。
やってきたバーニーにエルトンと名乗り、バーニーに「親しくなったら本名を」と言われた1分後には本名を教えちゃうエルトン。
話している表情からも、彼が瞬時にバーニーに惹かれ、心を許しているのがわかる。嬉しそうで。初恋の瞬間みたい(あながち間違いではない)。
本名を教えると「いいね」と褒めてくれ、皆に馬鹿にされた「ラレード通り」の素晴らしさも分かち合える。きっと感性が近く、同じ気持ちを分かち合える、唯一無二の人との出会い。
一緒に歌って笑いあう二人が可愛い。
あまりに幸せな瞬間で、そこからBorder Songをバックに描かれる二人の語らいのシーンも、幸せすぎて泣いちゃう。

 

「彼は僕の兄弟」
魂の伴侶のような相棒と出会えた。

Rock And Roll Madonna

アメリカンバンドの友人に「ホモセクシュアルだ」とばらされるエルトン可哀想。
アウティングじゃん。この時代は普通なの?
エルトンがゲイだと告げられかなり戸惑ってるらしいバーニーだけど、すぐジョークでその場を和ませる彼が好き。
「本当か?」と聞かれ「わからない」と答えるエルトン、やっぱりバーニーが初恋かな。

 

二人でウキウキアパートへ帰るシーン。踊るバーニー(ジェイミー)がビリー(リトル・ダンサー)に重なってジーン。

 

屋上での二人のシーンはまたロマンチック
「君が僕らの歌を歌うと奇跡が起こる」

バーニーにキスしようとするエルトンだけど、静かに拒絶される。
でも「君を愛してる」とちゃんと伝えてくれる。たとえ愛の意味合いは違っても、バーニーはエルトンを愛しているし、作中でエルトンに「愛してる」と言ってあげるのはただ一人、バーニーだけなんだよな。

 

ガールフレンドにゲイということを話したエルトンは、バーニーと共にアパートを追い出され、エルトンの実家に転がり込む。
ここでピアノを破壊された時のエルトンの超ビックリ顔と、バーニーの「あーあ」みたいな表情がすごく好き(笑)

Your Song

今作中最も感動する場面のひとつ、Your Songの誕生シーン。

観に行く前に特番で一曲丸々観てしまっていたこのシーン。しかも良すぎてリピートが止まらなかったよね、本編観る前から。

 

バーニーが歌詞を渡し、瞬時に曲は出来上がる。

聞こえてきた曲に引き寄せられ、弾き語るエルトンのもとにやってきたバーニー。彼の顔を上げた時の瞳がたまらない。驚いたような、ハッとしたような、心打たれた瞳。
そこからクシャっとなる笑顔もたまらない。

「君のために(this one's for you)」「君の歌だ(this is your song)」の歌詞を歌う時に、バーニーを見つめるエルトンにボロボロ泣き。
更に「君の瞳は誰よりも美しいと(Yours are the sweetest eys I've ever seen)」の歌詞の時の画面がバーニーのアップなのもたまらないし、「なんて素晴らしいんだ 君のいる世界(How wonderful life is you're in the world)」と歌うエルトンが嬉しそうで幸せそうなのもたまらない。

これは、お互いへのラブソングだと思った。
バーニーからエルトンへの、そしてエルトンからバーニーへの。愛の形は違えど。

お互いに「これは君の歌だよ」って言っている。

「How wonderful life is while you're in the world」
二人の関係性を美しく表した場面で、本当に名シーン。

Amoreena

アメリカでの初ライブ。

帽子が良いね、とダグに話しかけたバーニー、「気に入ったか?」と聞かれ「とっても(I do,like it)」って言い方が超絶可愛い。
ダグにジョークで迫られて声が裏返り気味なのも可愛い。

Crocodile Rock

アメリカ上陸のエルトンの初ステージ。

2個目のスローモーション。またエルトンの運命が変わるとき。
初ステージに上がる瞬間。

最高に楽しいし、皆が宙に浮かぶ演出が大好き。
あの場の皆が、地面から浮かび上がるほどに高揚していた。会場の皆を熱狂の渦へ。快感の高みへ。

ノリノリのバーニーとレイが大層可愛すぎる。

そしてジョン・リードの初登場。

Tiny Dancer

初ステージの成功から、パーティーへ。

親しくなった女性と立ち去ろうとするバーニー、複雑な表情を浮かべるエルトンに「いいだろ?」と聞いてるのがなんとも。
去る前に二人で酒を飲む。バーニーが彼女を見つめている時は仏頂面で、自分に視線が向くとすぐに作り笑いを浮かべる。素直じゃないのはこの時からなんだな。ゲイではない片思いの相手を引き留めることはできない。自分の本心を押し隠して、バーニーを見送る。

バーニーが去る直前にエルトンの頬にキスするのは、これまた『リトル・ダンサー』のビリーが、ゲイの友人マイケルに別れのキスをするシーンにダブる。

 

Tiny Dancerの場面は、初鑑賞時に衝撃すぎて卒倒しそうになった場面。

この曲の場面は、あまりに切なくて身がちぎれそうなほど。
私の解釈では、このシーンではエルトンがバーニーを思って歌っているように見えるから。歌詞で「She」と言ってるにも関わらず。
彼女と去っていくバーニーを、延々と追い続けるエルトンの視線。

そして、バーニー役がジェイミー・ベルであるということで、即連想してしまう「ダンサー=ジェイミー=バーニー」の図式。
エルトンが、決して叶わない恋を、バーニーを思って歌っている…。

最初のサビの「Hold me closer, tiny dancer」(抱きしめて可愛いダンサー)」の部分を歌う時なんて、スクリーンは(彼女を見つめる)バーニーのドアップですよ。
彼女を見つめるバーニー、を見つめるエルトン。

でもこれは、ジェイミーというキャスティングだからこそ沸き上がった感情なのだろうか。
つまりジェイミーとリトル・ダンサーが結びついている人は、咄嗟に私と同じ解釈に脳が働くと思うけど、このことを知らない人には、この図式は成り立たないかと?
やっぱりバーニーが一緒にいる彼女、ヘザーがtiny dancerだと思うのかしら?

 

史実としては、この曲はバーニーの最初の妻マキシンについて歌った曲。

この映画の中で曲の「彼女」のことを、バーニーと一緒にいるヘザーと解釈して、「ヘザーを思ってバーニーが書いた詩を、バーニーに恋してるエルトンが歌う」という風に考えても、どっちにしても辛すぎますが。

 

どちらにしてもバーニーを思うエルトン。そして孤独なエルトン。という図にはなる。辛い。

 

いやでも私はやはりこの映画においては、「tiny dancer」=「バーニー・トーピンを推したい。

 

しかし、ジェイミーがキャスティングされた段階ですでに脚本も使う曲も決まっていただろうから、ジェイミーが「リトル・ダンサー」だったからこの曲が採用されたわけじゃないだろう、と思う。分からないけど。
そこからジェイミーがバーニー役に決まって、その結果この場面からこういう印象を受けて、となったのは偶然の産物なのか、と思うと、個人的に奇跡的な感じを受ける。

しかしパンフを読んだら、「ジョン・リードとの出会いの場面の重要な曲」として制作側は作ってるらしき記述があって、「そうじゃないだろー!!!」と思いました私。

でもオフィシャルブックの方では、この曲についての記載で、「エルトンがバーニーが自分だけのものではないこと(中略)を身に染みて感じるんだ」と書かれており、全力で頷いた。

ちなみに何回目かに、映画に詳しくない友人を引っ張っていって鑑賞した。もちろんジェイミーのことも『リトル・ダンサー』も知らない彼女。
その際この曲のことを(私が語りつつ)聞いてみたんだけど、何も知らなくても「この曲はバーニーのことを歌ってるように見えた」とのこと。「彼女」とか「ダンサー」は比喩的な表現で。
そうか、全然知らなくても、脳内で「ジェイミー=ダンサー」と結びついてなくても、そういう風に見える(人もいる)のか…!という個人的に嬉しい発見。(ちなみにこの友人は映画自体は好みじゃなかったみたいで残念(笑)仕方ない)

Take Me To The Pilot

ジョン・リードとの対面を果たすエルトン。
この場面は制作側やマッデンのインタビューを読むと、ちゃんと(?)興味を持ってというか恋をしてというか、そんな気持ちがあって近づいてきた、という意図のようだけど、私は正直Tiny Dancerでの私自身の感情があるせいか、リードはこの時から計算でエルトンに近づいているのでは?という考えになってしまった。
バーニーに失恋したところを抜け目なく狙ってきた。そんな感じ。

 

この曲はYour SongのB面らしい。
そんな曲をリードとのベッドシーンに使うとは…鬼畜…。バーニーとの対比かな。

この曲のおかげで気まずくないベッドシーンって感じ。ロマンチックな曲はこの二人には似合わない。

この男性同士のベッドシーン、いろいろ話題になってたからどんなものかと思ったけど、男女間ならあらゆるメジャー映画で普通にあるレベル。
なのになんやかんやと言われている事実が、このエルトンの時代に比べたらまだマシになったとは言え、まだまだ同性愛者の生きづらさを感じさせた。

 

「また会える?」というエルトンに対して「それより思う存分成功を楽しめ」と返すのも、私的にはエルトンを気遣ってというより、特にエルトンに感情がないって感じがして、イラッ。

Don't Go Breaking My Heart

サントラで聞いてたよりもタロンくんの声がすごく甘く聞こえてびっくりした。惚れる。

knockでノックの振りをするのが可愛すぎてきゅんとするシーン。

そしてやってきたリードを見てしれっとした顔をしてるけどウキウキを隠しきれていないのが可愛い。

 

尚、このシーンで歌われるときは、リードもやってくるし、「Don't go breaking my heart」の部分が心に残って、「リードが…」という気持ちになるんだけど、エンドクレジットで流れる時は違う部分が心に残る。
この物語を観終えた時に聴くこの曲は、掛け合いのキキの「I couldn’t if I tried」と「You take the weight off of me」の部分の方が優しく響いて、嬉しい気持ちになるんだ。

Honky Cat

リードとの再会、激しいキスシーン。

この曲もまさにミュージカル!という場面の一つで、ここのマッデンはかなり男前度高い。
レストランのシーンとかかっこよすぎる。

贅を尽くし、華やかな世界で生きるようになり、ある種の喜びに目覚めたエルトンだけど、この場面はリードがエルトンの望みを引き出したようでいて、「リードの思うロックスターの姿」をすっと押し付けたようにも感じる。
華やかで一種の幸せはあるけど、破滅への第一歩のような印象も受ける。

「田舎暮らしとはオサラバさ」

 

Pinball Wizard

レイたちとの別れを経て、両親と対峙する。

父との対面シーンは、今作で最も辛い場面の一つ。
玄関先でお互い戸惑う。ハグは出来なくても、握手もしない。
渡したプレゼントに礼も言わない。
二度目の結婚で生まれた二人の息子たちは、父にぴったりくっついて、肩を抱かれて。自分には決して許されなかった、与えられなかった愛情を目の前で見せつけられる、こんな残酷なことがあろうか。
息子たちの、特に下の子の、エルトンを品定めするような、なめるような目つきが嫌だ…。
サインを書くエルトンを父がじっと見つめているが、一体彼は何を思っていたのだろう。
車に乗るエルトンを見送り、息子を抱き上げる父は、エルトンにどんな残酷な光景を見せているのかわかっていたのだろうか。

 

母には電話でゲイをカミングアウト。
エルトンが電話した時、母が見ていたテレビにはリベラ―チェ。
ゲイと告げた母は「知っていた」し「気にしない」と答えるが、それに続く言葉が「孤独な人生を選んだと自覚して」「誰からも愛されない」というのは、一体。この母は、エルトンに対する愛はゼロじゃないと思う、と述べたけど、でも彼女はわざわざ息子を傷つける。なんでこんなこと言うんだろう。

この母親の一言は、エルトンにとって完璧な「呪い」だ。それまでもゲイの自分に、親に愛されてると思えない自分に負い目があったかもしれない。それがこの一言で決定的になった。「ゲイであること」によって、自分は「誰からも愛されない」。実際はそんなことはないのに、母親によって、そう思い込まされてしまった。残酷だ。これが毒親か……息子の自己肯定感を奪っていく。

 

「愛には出会えない。だから求めない」 こんなことを思うようになってしまったのは、確実に母親のせいだ。

セラピーでのエルトンは、もう派手な衣装を脱ぎ捨て、バスローブ一枚の姿。自分の感情に正直な彼になってきている。

 

ステージ前、控室で鏡を見ながら薄くなってきた髪の毛を気にする。
ドラッグを吸い、アルコールを飲み、まさに死んだ魚のような目で鏡の中の自身を見つめる。
眼鏡をかけ、作り笑いの練習。
胸が張り裂けそうになる場面。

彼にとって眼鏡と衣装は鎧だ。

 

ステージ前に心配して話しかけるバーニー。
「こんな派手な衣装なしで歌いたくないか?」「本当の君らしく」「我慢するな」
バーニーはいつも、エルトンを引き戻そうとする。バーニーはエルトンと違って、レジーも愛しているしレジーの才能を信じているから、こんな言葉をかけてあげられる。

でもエルトン自身は違う。
「客が観に来ているのはレジナルトじゃない、エルトン・ジョンだ」と。
あの時「元の自分を消し」たエルトン。彼は自分を愛せないし、自信がないし、エルトンとして派手にふるまっていないと、誰からも必要とされないんだと思い込んでいる。
だからバーニーの言葉に素直に耳を傾けられない。

ただ、ここはまだエルトンには少し素直さが残ってはいる。
当たり散らしたバーニーに、「ごめん」と謝るから。「わかってる」とだけバーニーは応える。
この不安定な、激情的なやり取りを繰り広げ、エルトンはそのままコミカルな動きでステージに立ち、満面の笑みを浮かべる。
このステージに出る瞬間で号泣する私。

Pinball Wizardのあまりに激しい歌いっぷりに恐怖さえ覚える。
ぐるぐる回る世界。彼はすでに限界まできているんだ。

Rocket Man

リードとの決定的な別れ。

自宅でのパーティーだが、エルトンは一人きり。

やってきたセレブ風なにこにこのバーニーめっちゃ可愛い!!(笑)
そんな晴れやかなにこにこ笑顔でやってきて、エルトンの様子を見ると女性陣を追い出し、自身も複雑そうな顔で部屋を去っていく。エルトンが他人を拒絶しているから。

タイトルでもあるRockemanは、ここでのエルトンの自殺未遂で歌われる。
プールに沈んだ彼は、プールの底でまたレジー少年を見つける。曲の出だしを弾き語りで歌うレジー少年。
エルトンを見つめる顔は悲しそう。
エルトンが歌を引き継ぎ、彼がこの生活から抜け出したいという思いが切に伝わる。


助けられて救急車に乗せられるエルトンの目に映る、怒鳴り散らすリード、焦って心配そうな母、リードを押しのけ誰よりも気遣ってる様子のバーニー。

救急車からステージへ、歌いながら衣装を着せられ、そのままステージに立つこの演出がまた逸品。
あんなに苦しそうなのに、ステージに出た瞬間すごく笑顔。
自殺未遂から、超満員の観客の前で、孤独を歌う。
華やかなステージが、大勢の観客が、より彼の孤独を浮き上がらせているように見える場面。

エルトンはロケットとなり、夜空で弾けて花火となる。

 

プライベートジェットに乗ったエルトンは、バーニーに「少し休みたいんだ」と言われる。
「二人で一緒に消えないか」農場で、あの頃のように、やり直そう。
プロポーズかな、っていうようなロマンチックな誘い。BGMは、Goodbye Yellow Brick Road
ここでエルトンがうんと答えていたら…。あんな意地を張ったことを言わずに、もっと素直になれていたら。
バーニーは食い下がらない。ただただ悲しそうな顔でエルトンを見つめている。
仕事上での決裂。

Bennie And The Jets

ステージでの歌から始まるが、そのままクラブでのシーンに移り、かなりの倒錯感あふれる場面。虚構と破滅と贅沢と、あらゆる欲望と、すべてのピークのようなシーン。
人間がボロボロになっている姿。
そんな中思い出す、数々の言われたこと、されたこと。

 

リードとの決定的な別れの場面は、エルトンが「君が金に困っても?」というセリフが印象的。印籠を突き付けるように言うから。切り札のように。

Don't Let The Sun Go Down On Me

レネーテの、「自分をわかってくれる」感が素晴らしい。
エルトンがゲイじゃなければ、きっと彼女と幸せになれたんだろうけど、ゲイだからそうはなれなかった。
離婚後も友人として上手くやれたりしなかったんだろうか?現実でどうだったのか気になる。

 

ここで呆然と悲しみに暮れ、疲れ果てて歌うエルトンに、応えるレネーテの姿が美しく、本当に心優しい、エルトンのことをわかってあげられる人なんだな、と思える。

結婚式では戸惑った顔のバーニーが印象的。

Sorry Seems To Be The Hardest Word

レネーテとの別れの朝、BGMで流れているのもこのSorry Seems To Be The Hardest Word。
でもレネーテには「すまない」と告げることができる。
彼女もバーニーと同じ返事をくれる。ただ一言、「わかってる」と。

 

母と義理の父との会食。
母の言葉は息子を傷つける。ここまで観てきて決して愛情がゼロには見えないのに、彼女はすごくエルトンを傷つける言葉が多い。もちろんわかってて傷つけてるんだろうし、エルトンに愛もあるけど同時に憎しみもあるんだろう。
エルトンの方も母を挑発してしまっているし。
哀しい母子関係。

Goodbye Yellow Brick Road

ジェイミーの歌を聴く日が来るなんて…!という本編と関係ない気持ちが抜けない(笑)

 

仕事上では離れていたのに一緒にここで食事をしているのは、エルトンのことが心配で様子を見に来たんだろう。

リードのことを尋ねられ、「彼は僕を大嫌いだ」と言うエルトンに対し、「誰も嫌ってない」とバーニー。
オフィシャルブックではこの場面のページ(曲としてはSorry~の方)にこう書かれている。「誰もおまえを嫌ってなんかいないよ…」「…おまえ以外は」

エルトンのことを心配し、気遣い続けたバーニーが、いくら言っても意地を張り続けるエルトンについにさじを投げる。
エルトンは「一番大事な時に去った」「一番君を必要な時に」と言っているが、言葉としては素直でも、彼のこの時の態度は酷いもので。
バーニーがエルトンに決別を突き付けるのに歌うGoodbye Yellow Brick Road。オープニングでも流れ、更にバーニーとの仕事上での別れのシーンでも使われたこの曲。
辛そうに、悲しそうに歌いながら去っていくバーニー、彼が本気で去ろうとしてることに気づいてエルトンは慌てて追う。「まただ!」「辛い時に僕を置いていく!」と叫ぶ。後に一人、自身の振る舞いを後悔するエルトン。「僕は馬鹿だ」

この別れが更にエルトンをどん底に追いやり、彼はボロボロの中後悔にさいなまれる。
「バーニーが僕を裏切った」と。
ただ結果的にバーニーに決別されたことが、エルトンに自身の立ち直りを決意させる。

 

オープニングから、ここにきてこの曲が繋がる。この演出が好きすぎるし、号泣する。
羽が落ち、衣装ははがれていく。

タイトルにぴったりなのはRocketmanだが、今作で一番重要な使われ方をしているのはこの曲のように思う。

I'm Still Stannding

そしてセラピーの場面に繋がる。
すっかりジャージ姿で素になったエルトン。

「自分が嫌いだった」「愛されないと」

現れる、エルトンにとって重要な、重要だった人たち。
切っても切り離せない両親、愛してくれた祖母、ボロボロにされたリード、そしてバーニー。
ここでの会話はエルトンの心の中での対話だが、現実の彼らはこの通りの言葉を彼にかけるだろう。

[追記2020.1](両親に「僕を侮辱するな」とやっと言えた。実際、両親にこの言葉をどれだけ言いたかっただろうか。この一言、エルトンのやっと手にした自己肯定を強く感じさせて、泣いてしまう。やっとここまできたんだ…。そしてそれにバーニーが「よく言った」と認めてくれるのも…)

バーニーが現れると、エルトンは泣きそうになりながら「素直になれず…」と言うが、ここは原語だと「I never told you how much I need you」と言っていて(多分)、それがまた刺さる。どんなに君が必要だったか。
バーニーはまた「愛してる」と、そして「自分が何者かを忘れるな」と言ってくれる。まさにエルトンにとっての天使。
このバーニーの慈しみ溢れる言葉が、映画の最初の方とつながる。「元の自分を消して」という言葉。
ジー少年を消してきた彼が、自分が何者かを理解する。

彼はレジナルト・ドワイトであり、エルトン・ジョンであると。

 

彼らが消え去り、そこに現れたのはレジー少年。 

「ハグして」
決して応えられることのなかったこの要求を受けて、エルトンが抱きしめる。自身を。

素直になることは、結局自分自身を救うことになる。

愛を得られなかったエルトンが、自らを愛せるようになる。肯定できるようになる。
これ以上にこの作品にふさわしく、美しいラストがあるだろうか。

彼が求め続けた愛は、自分自身にまず与えることから始まる。

 

施設で静かに治療しているエルトンの元、バーニーが訪ねてくる。
いつものあの優しい笑みを浮かべて。

シラフの時に無能だったら、と不安に思うエルトンに、バーニーは笑い、「君が怖いのは感情が戻ることだ」「僕にウソはつけない」
いつだって、出会った時から、バーニーはエルトンの一番の理解者だった。
「兄弟だ」と言って去っていくけれど、兄弟以上の魂を分かつ者同士という感じ。

引き留めるエルトンに「自分で立ち直れ」と言い「これに曲をつけてくれ」と渡すが、これも、エルトンが完全に立ち直るにはこれが一番有効だと分かっているんだろう。
自分がずっとそばにいて励ますことではない。
シラフでも、無能じゃないと。レジーは素晴らしい才能を持っているんだと、自身に気づかせること。これがエルトンの復活に一番必要なものだ。

 

そして「魂の伴侶」のようなバーニーから渡された、その曲。I'm Still Standing。

恐る恐るピアノに触れ、弾き出すと、彼に戻る笑みと自信。嬉しそうな表情、力強い音楽。

完全なるエルトンの復活を表す一曲として、この曲を映画のラストに持ってきたのは完璧としか言えないし、本当に映画のために作られたのかと勘違いするような、作品にぴったりの素晴らしさ。

涙が止まらない。

最初にも書いたけど、この曲に限らないが、本当にバーニーが歌詞を書いてるなんて信じられない。映画を見ているとあまりにもエルトンの心情にリンクしすぎていて。

 

エルトン・ジョン本人のMVを模しているが、完コピ具合が凄い。

 

ラストのクレジットで、エルトン本人があれから幸せなことが本当に嬉しい。
素敵な伴侶、子供達も得て、どうかこのまま元気に長生きしてください。

 

ただひとつ、ちょっとだけ残念なのは、夫についての文章で「ついに本当の愛を知る」と出たこと。
リードの愛は本物ではなかったが、今なお続くバーニーとの友情は本物の愛では…?と思う、この映画を観ると。そこだけ残念かな。

もちろん「恋愛的な」パートナーをエルトンは欲していて、そんな人と出会えたことは素晴らしいこと。エルトンが自分を肯定し、愛した結果。生涯のパートナーにより、「本当の」愛を知った。
だけど、「本当の愛」もいくつもあるんだよね、とバーニーに思いを馳せながら心の中で思う。

(I'm Gonna)Love Me Again

エンドクレジットはエルトン本人とタロンくんでデュエットの新曲。作詞はもちろんバーニー。

この曲は英語苦手な私にとっては、日本語字幕を出してほしかった…とつくづく思う。
でもタイトルだけでも泣いちゃうよね。「もう一度自分を好きになる」

I'm Still Standingで映画を締めくくり、この新曲を流す、もう本当に完璧。

終わり

期待はしていたけど、本当に大好きな、人生の一本になった映画です。

エルトンの人生を語りつつ、すべての人に共通の普遍的なメッセージ。自分を愛すること。

観ていて辛さで胸が苦しくなるけど、その分ラストで救われる。何回でも観たくなる。

タロンくんの演技歌合わせてトータルのパフォーマンスのあまりの素晴らしさと、大好きなジェイミーの存在の尊さに、リピート鑑賞に拍車がかかってます。

 

多くの人に観て欲しい。是非。

 

『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』感想 エンドゲーム後の世界

 

MCUマーベル・シネマティック・ユニバース)フェーズ3の最後を締めくくる、スパイダーマン単独作の2作目が6/28に公開されました。

昨日観に行ってきましたので、とりとめもないネタバレ感想

 

 

 

内容紹介

若手俳優トム・ホランドが新たにスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じ、「アベンジャーズ」を中心とした「マーベル・シネマティック・ユニバース」の世界に参戦した「スパイダーマン ホームカミング」の続編。「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界を舞台に、スパイダーマンこと高校生のピーター・パーカーが真のヒーローへと成長していく姿を描く。夏休みに学校の友人たちとヨーロッパ旅行に出かけたピーターの前に、元「S.H.I.E.L.D.」長官でアベンジャーズを影から支えてきたニック・フューリーが現れる。一方、ヨーロッパの各都市をはじめ世界各国には、炎や水など自然の力を操るクリーチャーが出現。世界に危機が迫るなか、ニックは「別の世界」からやってきたという男ベックをピーターに引き合わせる。監督は、前作に続いてジョン・ワッツが務めた。ベック役に「ナイトクローラー」のジェイク・ギレンホール

映画.com

スタッフ

監督:ジョン・ワッツ
製作:ケビン・ファイギエイミー・パスカル
製作総指揮:ルイス・デスポジービクトリア・アロンソトーマス・M・ハメルエリック・ハウサーマン・キャロルレイチェル・オコナースタン・リーアビ・アラドマット・トルマック
原作:スタン・リースティーブ・ディッコ
脚本:クリス・マッケーナエリック・ソマーズ

キャスト

トム・ホランド
サミュエル・L・ジャクソン
ゼンデイヤ
コビー・スマルダース
ジョン・ファブロー
J・B・スムーブ
ジェイコブ・バタロン
マーティン・スター
マリサ・トメイ
ジェイク・ギレンホール

感想

※ネタバレあり

アベンジャーズ』のエンドゲームで、世界のファンを強烈なカタルシスに包んだ後、最初の公開作品がこのスパイダーマン新作。

予告を観てはわくわくし、ジェイク・ギレンホールのカッコよさにニヤけ、更に公開初日からのTwitterのタイムラインは絶賛にあふれ、とても期待しながら観に行きました。

期待を裏切らない!!!
最高に面白かったですありがとう!!
これをエンドゲームのすぐ後に公開してくれてありがとう!!
これを観なければ終わらない!!

私はホームカミングよりも今作の方が好きです。面白い。

冒頭の追悼が、なにこの変にベタに泣かせにかかってきてるやつ、と思ったら、高校生編集映像だった件(笑)

でもあれを観て、ああ本当に彼らはいなくなってしまったんだと実感しましたよ。
私ゆるいファンなので、なんだかんだエンドゲーム1回しか観に行かなかったのです。
もう本当にいないんだな…みんなのヒーロー…。

と、センチメンタルな気分に浸る隙もほぼ与えず、すぐ明るいスパイダーマンの世界へ。

今回は色恋がばっちり絡みます!!

高校生の恋愛!!!!
めちゃめちゃかわいい!!!!

キュートでピュアですごくニヤニヤします。

アメリカの高校生の恋愛なんてね??すごくませてるイメージじゃないですか??日本もそうかもしれませんが!!!

なのにこの!!!ピーターとMJの恋のかわいらしさ!!!

もうおばちゃんメロメロですよ。

恋愛模様も良いし、ネッドとの友情模様も相変わらず良いし。ポジティブなキラキラっぷりも素敵だけど、学校生活での高校生らしい屈折とか嫉妬とか虚栄心とか。
青春劇としてまず最高

今も変わらぬトム・ホランドのキュートさと、何故かいつまでも保たれるフレッシュさが、この青春劇の素晴らしさを掻き立てます。

いつまでもこの可愛い子を見守っていたくなりますよね…。

あのクライマックスあたりでの涙目ももうほんと。目が真っ赤で、あの表情も、演技上手いなあ、と思いながら、「頼むからピーターを傷つけないで…」となります。

あとゼンデイヤちゃん最高ありがとう。
あの素っ気なさと不器用さがたまらない。可愛い。

さて今回の大物、ジェイク・ギレンホール

ずーっとネット上で悪役だと疑われていてウケました。
私も疑ってた。だってジェイク・ギレンホールだもの。

そして案の定。
期待を裏切らないジェイク。

予告で期待していた通りのカッコよさと、ジェイク・ギレンホールという役者に期待する悪役っぷりが一気に堪能出来て、とても得した感覚です。

 

やっぱりね、ジェイクはこうじゃないとね…!

と思って観ていた後半。
本当に世間の期待を裏切りませんな!!

かっこいい頼れる大人感を出しまくる素敵さと、正体が明らかになってからのゲスっぷり。
素敵です!!

しかし!!!
オマケ映像第1弾!!!

あの展開は許しがたい…。
あの可愛くてピュアなピーターを突き落とさないで!!!ほっといてあげて!!!

もう大多数の人が親のような気持ちでピーターを見ていると思います。私もです。

しかし今回の全体の物語でもある、いわば「フェイク映像」
あのオマケ映像も、あれを観て世間はあっさりベックのことを信じ、スパイダーマンを悪扱いするのだろうし、「巧妙な作られた映像の怖さ」を急にあのオマケ映像で実感して、正直かなりゾッとしました。

スパイダーマンには皆も助けられてきたのに、あのベックの映像を見て、どれだけの人が手のひら返しをするのだろう。

人は見たものしか信じない、もしくは見たものならあっさり信じる。
それが虚構かどうかの判断はどうなってる??

今回はまず、前作から引き続く青春ものとしての側面に加え、ピーターの成長ものとしての要素が大きかったです。

なんせエンドゲームでヒーローたち、ピーターにとってはとりわけ「トニー・スターク」を喪ったあとの世界。

トニーのいない世界で、ピーターはスパイダーマンとしてどう生きるのか。

トニーという尊敬する人の死を乗り越え、「親愛なる隣人」だったスパイダーマンが、「真のヒーロー」へと成長していく。これから偉大になるだろうと思わせる、そんな青年の物語。

そういえばホームカミングとかアベンジャーズではあまり感じなかった、ピーター・パーカーの賢さ。頭の良さ知能の高さが今回はさりげなく、でもバッチリ描かれていて、そこもとても良かった。

ところで、ハッピーの存在がすごく嬉しいですね!!!

あと映像がすごい!!今回は「映像」は物語のキーでもあるし、アクションも良いし、かなり見入ってしまいました。

映像の怖さ。
映画でこれをやるのかー。
言っちゃえば映画自体が「フェイク映像」ですからね。

でも本当にあの落とし方はぞっとした。

今のこの世界、虚構と真実を見分ける力を養わないといけないな、と切に思いました…。

次にスパイダーマンが登場した時、一体彼は世間からどういう扱いを受けているのか。
観るのが怖い気もするけど、それでも観るのが待ち遠しいです。

はやく観たい!!!

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ジェイミー・ベルのおすすめ出演作はこれ!

 

8月末にはエルトン・ジョンの伝記ミュージカル映画タロン・エジャトン主演の『ロケットマン』が公開されます。

 

タロン・エジャトン主演『ロケット・マン』サウンドトラック 楽曲の超基本情報まとめと感想 - まいんどふぃーばー

 

[追記]力作!?長々と感想書きました。

 

ボヘミアン・ラプソディー』の時のジョゼフ・マゼロみたいに、これをきっかけに日本でもファンが増えるのでは?と目論んでおりますので、ジェイミー出演のおススメ映画紹介記事を書いておきたいと思います。(随時更新予定)

というのも、Twitterでフォローしてくださってる方は大いにご存じかと思いますが、何を隠そう私は、映画俳優の中でジェイミー・ベルが一番好きなんです。最推しなんです。もう7年ほど?
でも日本でのファンは少なげ。『ロケットマン』が『ボヘミアン・ラプソディー』並にヒットして、ジェイミーにももっとファンが増えますように。(そして来日しますように)

※作品の良し悪しというよりは、あくまでも「ジェイミー・ベルのファン視点」で書いています。つまり、作品が良くてもジェイミーは出番少ないとかいうのは省いてます。

 

 

 

 

リトル・ダンサー』(2000)

イギリスの炭坑町に住む少年ビリーは、偶然目にしたバレエ教室に惹かれ、女の子たちに混じって練習するうち夢中になっていく。めきめき上達する彼に自分の夢を重ね、熱心に指導するウィルキンソン先生。しかし大事なお金をバレエに使うことを知った父は激怒し、教室通いを禁じる。先生はビリーにロイヤル・バレエ学校のオーディションを受けさせたい一心で無料の個人レッスンを行うが、オーディションの朝、炭鉱夫の兄トニーがスト中に逮捕される。

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Rotten Tomatoes批評家スコア 85% 
Rotten Tomatoesオーディエンススコア  89
IMDbスコア 7.7/10.0

ジェイミー・ベルと言えばこれですね。外せない一本です。
ジェイミー出演作としても代表的ですが、これは映画史でも絶賛されてる傑作映画です。ご存じの方は多いはず。

この映画の何もかも、全てが愛おしく、大切な作品。

監督はティーブン・ダルドリー。出演はジュリー・ウォルターズゲイリー・ルイス

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ちなみにミュージカルにもなっています。日本キャストで上演もしました。2020年には再演もあります。
映画のダルドリー監督が本国の舞台版の演出もしており、楽曲はエルトン・ジョンがてがけています。
私は映画の方が断然好きなのですが、ミュージカル版はそれはそれで良いです。
DVDも出ているので是非。
またまたちなみに、今をときめくスパイダーマントム・ホランドも、本国のミュージカルでのビリー役を演じていました。

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ディケンズのニコラス・ニクルビー』(2002)

イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの名作小説を、「パシフィック・リム」のチャーリー・ハナム&「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイ共演で映画化。19世紀イギリス。父を亡くして生活苦に陥った青年ニコラスは、母や妹と一緒にロンドンの叔父を頼るが、叔父は冷血非道な高利貸しだった。叔父から寄宿学校の教師の仕事を紹介されたニコラスは、そこで校長から虐待されていた足の不自由な少年スマイクを救い出す。誠実で正義感の強いニコラスは、その後も欲望渦巻くロンドンで様々な困難に立ち向かっていく。共演に「人生はビギナーズ」のクリストファー・プラマー、「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベル、「アイリス」のジム・ブロードベント。「Emma エマ」のダグラス・マクグラスが監督・脚本を手がけた。

映画.com

Rotten Tomatoes批評家スコア 78%
Rotten Tomatoesオーディエンススコア 75%
IMDBスコア 7.2/10

チャールズ・ディケンズ原作『ニコラス・ニクルビー』の映画化。
本を読もう読もうと思って結局読んでないので、映画が原作に忠実かどうかは知りませんが、いかにもディケンズっぽいストーリー展開ではあります。
ジェイミー演じるスマイクはとても健気でグッときます。(このキャラクターもディケンズぽい)

監督はダグラス・マクグラス。主役はチャーリー・ハナム、ほかアン・ハサウェイクリストファー・プラマー出演。

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キング・コング』(2005)

ロード・オブ・ザ・リング」3部作のピーター・ジャクソン監督が、映画監督をめざす契機となった1933年の「キング・コング」をリメイク。オリジナル作と同じ30年代を舞台に、美女と野獣の感動ドラマを最新映像技術で映像化。スタッフは「ロード・オブ・ザ・リング」と共通。「マルホランド・ドライブ」のナオミ・ワッツ、「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ、「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラックらが共演。

映画.com

Rotten Tomatoes批評家スコア 84%
Rotten Tomatoesオーディエンススコア 50%
IMDBスコア 7.5/10

『ニコラス・ニクルビー』もですが、この頃(10代後半)のジェイミーは本当に可愛い!(笑)
これは当時映画館で観ました。その時はジェイミーファンではなかったのですが。
評判はそんなに良くないんでしょうか、私は好きです。ナオミ・ワッツが素敵。心を通わす姿が美しく、ラストは切ない。

監督はピーター・ジャクソンエイドリン・ブロディジャック・ブラックトーマス・クレッチマンコリン・ハンクスアンディ・サーキス出演。
ジェイミーの出番は前半のみです。

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『ジャンパー』(2008)

母が家を出て、父親と2人暮らしの少年デビッドは、ある日、自分が空間をジャンプするテレポート能力を持つ“ジャンパー”であることを知る。その能力を活かし、世界中を飛び回って気ままな生活を送っていたデビッドだったが、やがてジャンパー抹殺を使命とする組織バラディンにマークされるようになり、また、彼と同じ能力を持つ青年と出会う。「Mr.&Mrs.スミス」のダグ・リーマン監督が、スティーブン・グールドのSF小説を映画化したアクション大作。

映画.com

Rotten Tomatoes批評家スコア 15%
Rotten Tomatoesオーディエンススコア 44%
IMDBスコア 6.1/10

当時人気だった、スターウォーズのアナキン役でお馴染み、ヘイデン・クリステンセンが主演のSFアクションです。
今作のジェイミーは破天荒かつキュートで、もう最高なんです。

トマトメーター低すぎて笑っちゃいますが、これも私はけっこう好き。

監督はダグ・リーマン。出演はサミュエル・L・ジャクソンレイチェル・ビルソンダイアン・レインアナソフィア・ロブクリステン・スチュワート

ちなみにこれは近年テレビシリーズ化の話が出ていました。
ジェイミーがグリフィン役を再演するということもどこかで読んだ気がするので楽しみにしていたのですが、全く続報が出ないですね。(頓挫したか?)

ダグ・リーマン『ジャンパー』テレビシリーズ化、ジェイミー・ベルが企画

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『第九軍団のワシ』(2011)

イギリスの歴史小説ローズマリー・サトクリフ原作の「第九軍団のワシ」を、「消されたヘッドライン」のケビン・マクドナルド監督が映画化した歴史アドベンチャー。西暦120年、ローマ帝国支配下だったカレドニア(今のスコットランド)で起きた内乱を平定するためローマ帝国最強の第9軍団が出撃するが、そのまま消息を絶ってしまう。その20年後、第9軍団の副司令官だった父親を捜すため軍人のマーカスが冒険の旅に出る。出演はマーカスに「G.I.ジョー」のチャニング・テイタム。共演にジェイミー・ベルドナルド・サザーランド

映画.com

Rotten Tomatoes批評家スコア 40%
Rotten Tomatoesオーディエンススコア 41%
IMDBスコア 6.2/10

私がジェイミー本人を役者として好きになったのはこの作品です。

作品自体は個人的にはまあまあってとこ。
原作は児童書ですが、原作好きな方にはあまり評判が良くないイメージはあります。
というか上記スコアを観たら、全体的に低評価ですね。

主従関係から強い絆に結ばれた友情に変わっていく。いわゆるブロマンス的な面が強いと思うので、そのあたりがお好みならハマるかも。

これは映画館に観に行ったのですがリトル・ダンサーの少年がこんなに演技派になってる!!!」と強い衝撃を受けたのを覚えています。
あまりにもジェイミーが上手かった。これを観て、演技派に華麗なる成長を遂げたジェイミーと出会ったので、本当に観に行って良かったです。
ですので映画自体はそこそこですが、個人的な思い入れはある作品。

監督はケビン・マクドナルド。主演はチャイニング・テイタム、ほかドナルド・サザーランドマーク・ストロング

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『リトリート・アイランド』(2011)

大西洋に浮かぶ孤島にやってきた夫婦の元に軍人だという男が漂流し、その男によると外の世界では、死の伝染病が蔓延しており、パニックに陥っているという。 無線で外界との連絡が付かず、夫婦はその男の話を信じるか信じないか決断に迫られる。

wikipedia

Rotten Tomatoes批評家スコア 62%
Rotten Tomatoesオーディエンススコア 40%
IMDBスコア 5.8/10

これも非常に評判悪いんですが、個人的には面白かった記憶。あとで評価を見て「そんなに低いの!?」とビックリしたような。

更にジェイミーファンとして観るならば、「とてもレアな悪役が観れる!」という貴重さ。
私は「好きな俳優の悪役が観たい」勢ですので、今作は嬉しいです。
普段の映画ではあんなに可愛いのに、悪役バッチリですよ、また演じて欲しい。上手さが光る。

監督はカール・ディベッツ。出演はタンディ・ニューマンキリアン・マーフィ

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『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』(2011)

世界各国を飛び回る少年記者タンタンと、相棒の白いフォックステリアのスノーウィが繰り広げる冒険を描き、世界中で親しまれているベルギーの漫画家エルジェによる「タンタンの冒険旅行」を3D映画化。スティーブン・スピルバーグがメガホンをとり、ピーター・ジャクソンが製作を務める。17世紀に洋上でこつ然と消えた帆船「ユニコーン号」の模型を偶然手にしたタンタンが、模型のマストに隠された暗号を解きユニコーン号の財宝を手に入れようとする者たちに追われながら冒険に出る姿を描く。

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Rotten Tomatoes批評家スコア 73%
Rotten Tomatoesオーディエンススコア 74%
IMDBスコア 7.3/10

スティーブン・スピルバーグ監督のアニメーション映画。有名な漫画が原作。
タンタンがジェイミー。ナイスキャスティングです。
他のキャストもぴったりだな、という素晴らしさ。声(と動き)だけですけど。アンディ・サーキスダニエル・クレイグニック・フロストサイモン・ペッグ

観る前の期待ほどではなかった記憶ですが、エンタメとして純粋に楽しめます。あと何回も言いますが、キャストが良いです。

もちろん続編も企画進行中。
The Adventures of Tintin Sequel

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『フィルス』(2013)

トレインスポッティング」原作者として知られるアービン・ウェルシュの小説を映画化し、悪徳刑事の巻き起こす事件をジェームズ・マカボイ主演で描いたクライムコメディ。同僚や友人を陥れる裏工作や残業の不正申告が得意で、売春、不倫、アルコールやコカインにも手を出すスコットランド人刑事ブルース・ロバートソンは、ある日起こった日本人留学生殺人事件の捜査を担当することになる。初動捜査では目撃者が見つからかったその事件を解決してみせ、出世しようと目論むブルースだったが、捜査を進めるにつれて過去の自分と向き合うはめに。やがて目撃者とされる謎の女の存在が浮かび上がり……。

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Rotten Tomatoes批評家スコア 65%
Rotten Tomatoesオーディエンススコア 67%
IMDBスコア 7.1/10

これは強烈な映画。平均的な評価は割と良いですが、好き嫌いは分かれると思います。
私は面白かったけど、好き嫌いで言うと、好きではないです(笑)
ただ、色々と「うわぁ・・・」という映画にキャラクターですが、哀しく、心に刺さるものがあります。

監督はジョン・S・ベアード。主演はジェームズ・マカヴォイ

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『スノーピアサー』(2013)

グエムル 漢江の怪物」「母なる証明」などで知られる韓国の鬼才ポン・ジュノが、欧米のキャストを招き、初めて手がけた英語作品。再び氷河期へと突入した近未来の地球を舞台に、生き残った人類を乗せて走り続ける列車の中で起こる抗争を描く。2014年、地球温暖化を防止するため78カ国でCW-7と呼ばれる薬品が散布されるが、その結果、地球上は深い雪に覆われ、氷河期が再来してしまう。それから17年後、かろうじて生き延びた人々は「スノーピアサー」と呼ばれる列車の中で暮らし、地球上を移動し続けていた。列車の前方は一握りの上流階級が支配し、贅沢な生活を送る一方、後方車両には貧しい人々がひしめき、厳しい階層社会が形成されていた。そんな中、カーティスと名乗る男が自由を求めて反乱を起こし、前方車両を目指すが……。出演はクリス・エバンス、ソン・ガンホティルダ・スウィントン、オクタビア・スペンサー、ジェイミー・ベルエド・ハリス。原作はフランスのグラフィックノベル「Le Transperceneige」。

映画.com

Rotten Tomatoes批評家スコア 95%
Rotten Tomatoesオーディエンススコア 72%
IMDBスコア 7.1/10

主演のクリス・エヴァンスに懐いてる、可愛いわんこジェイミーが見れます。

これもまた評判悪いと思うんですが、トマトメーターめちゃ高いですね!驚き。
私は割と好きな映画。ジェイミーファンとして観ると辛いとこもありますが。
勢いに乗せられてググっとのめり込んで観てしまう。

監督はポン・ジュノ。出演はソン・ガンホティルダ・スウィントンオクタビア・スペンサージョン・ハートエド・ハリス

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『6日間』(2017)

1980年の駐英イラン大使館占拠事件を映画化したNetflix製サスペンスアクション。1980年4月30日。ロンドンのイラン大使館を武装テロリスト集団が襲撃し、多数の人質をとって立てこもった。犯人たちはイランで収監中のアラブ人91名の釈放を要求するが、イラン政府は協力を拒否。ロンドン警視庁交渉班のマックス・バーノンが犯人との交渉にあたるが解決には至らず、事件発生から6日後、ついに英国陸軍特殊部隊SASが突入作戦に乗り出す。交渉人マックスを「キングスマン」シリーズのマーク・ストロングSAS隊員ラスティを「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベル、事件を報道するBBC記者ケイトを「スリー・ビルボード」のアビー・コーニッシュがそれぞれ演じた。

映画.com

Rotten Tomatoes批評家スコア 61%
Rotten Tomatoesオーディエンススコア 45%
IMDBスコア 6.2/10

日本未公開、ソフト発売もされておらず、Netflix配信のみです。
6日間

つまらなくもないけど面白くはない。端的に言うと普通。あと地味。(地味なこと自体は悪いことではないが)

主演でこんなワイルドなかっこいい役やるようになったのね~と思います(笑)

監督はトー・フレイザー。出演はアビー・コーニッシュマーク・ストロング

リヴァプール、最後の恋』(2017)

1950年代にハリウッドで活躍し、「悪人と美女」でオスカー助演女優賞に輝いた往年の大女優グロリア・グレアムとの年齢やキャリアを超えた恋愛を描いたイギリスの俳優ピーター・ターナー回顧録を、アネット・ベニングジェイミー・ベルの共演で映画化。1981年9月、ピーター・ターナーのもとに、かつて恋人だったグロリア・グレアムがランカスターのホテルで倒れたとの報せが飛び込んできた。「リバプールに行きたい」と懇願するグレアムに、ターナーリバプールにある自分の実家でグレアムを療養させる。グロリアはターナーの家族との再会やリバプールを懐かしんでいたが、自身の病状を話そうとはしなかった。彼女の主治医と連絡をとり、病状を確かめたターナーはグレアムの死が近いことを知る。グレアム役をベニング、ターナー役をベルがそれぞれ演じる。

映画.com

Rotten Tomatoes批評家スコア 80%
Rotten Tomatoesオーディエンススコア 66%
IMDBスコア 6.7/10

日本では今年公開されたばかりの新作です。
ジェイミーの、おそらく初の、完全なる恋愛映画です。

映画自体はまあまあって感じでしたが、ジェイミーの上手さと、今までの映画ではあまり感じなかったセクシーさが堪能できます。
恋の相手への深い深い愛情が伝わってきて、いつもの可愛さとあわせて猛烈にかっこよくて素敵でした。

監督はポール・マクギガン。出演はアネット・ベニングジュリー・ウォルターズバネッサ・レッドグレーブ

『リヴァプール、最後の恋』公式サイト

日本公開待ち作品

  • ロケットマン』2019年8月23日公開 (Rotten Tomatoes批評家スコア89%、オーディエンススコア88%、IMDbスコア7.7)
  • 『Donnybrook』日本公開未定  (Rotten Tomatoes批評家スコア38%、オーディエンススコア55%、IMDbスコア5.7)
  • 『Skin』日本公開未定  (Rotten Tomatoes批評家スコア100%、IMDbスコア6.8)

終わりに。

日本でももっとジェイミー・ベルのファンが増えたら、とても嬉しいです。
ぜひ語りましょう!(笑)

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』感想

観ましたよーハリウッド版ゴジラの最新作!!
と言っても自分がとても楽しみにしてたわけではなく、特撮好きの父に誘われて行ってきました。
前作の内容も頭から消えてる。

でもなんだかんだ楽しみだったので、予習とも言えない予習(こちら)もしてました(笑)

軽く感想を置いときます。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

2019年/アメリ

出演

カイル・チャンドラー
ベラ・ファーミガ
ミリー・ボビー・ブラウン
ブラッドリー・ウィットフォード
サリー・ホーキンス
チャールズ・ダンス
トーマス・ミドルディッチ
アイシャ・ハインズ
オシェア・ジャクソン・Jr.
デビッド・ストラザーン
渡辺謙芹沢猪四郎
チャン・ツィイー

スタッフ

監督:マイケル・ドハティ
製作:メアリー・ペアレント、アレックス・ガルシア、トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、ブライアン・ロジャース
製作総指揮:ザック・シールズ、バリー・H・ウォルドマン、松岡宏泰、大田圭二、ダン・リン、ロイ・リー、坂野義光、奥平謙二
原案:マックス・ボレンスタイン、マイケル・ドハティ、ザック・シールズ
脚本:マイケル・ドハティ、ザック・シールズ
撮影:ローレンス・シャー
美術:スコット・チャンブリス
音楽:ベアー・マクレアリー
視覚効果監修:ギョーム・ロシェロン

解説

日本が生んだ怪獣王ゴジラをハリウッドが映画化した「GODZILLA ゴジラ」(2014)のシリーズ第2作。前作から5年後の世界を舞台に、モスララドンキングギドラなど続々と復活する神話時代の怪獣たちとゴジラが、世界の覇権をかけて戦いを繰り広げる。また、それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようと、未確認生物特務機関「モナーク」に属する人々が奮闘する姿を描く。「X-MEN:アポカリプス」「スーパーマン リターンズ」などで原案や脚本を担当してきたマイケル・ドハティが、脚本を手がけたほか自らメガホンもとった。前作から引き続き、芹沢猪四郎博士役を演じた渡辺謙が出演するほか、カイル・チャンドラー、ベラ・ファーミガ、サリー・ホーキンスチャン・ツィイー、大人気ドラマ「ストレンジャー・シングス」のミリー・ボビー・ブラウンらが共演。

映画.com

感想

ネタバレなし感想

巷ではなかなかの盛り上がりを見せてるようですね。

私は、普通でした(笑)
良くもなく悪くもなく……。

Twitterで「人間ドラマがない」論争が起こってるらしい……とチラッと目にしましたが、私はむしろ「もっと人間ドラマカットしてもいいんじゃない?」と思ったクチです。
どうも人間ドラマ部分が邪魔……というか。 ノイズになってるというか。怪獣部分と人間部分のバランスが上手くいってないというか、どっちつかずなのかなーという個人的な印象を受けました。

そもそも、あのメインの家族があんまり好きじゃないのが大きい。
というか好きな人間キャラがいない。

ま、渡辺謙演じる芹沢博士は、なかなか美味しいなーと思いましたが。

脚本がいまいちという印象。

肝心要の怪獣たちは、迫力と神々しさが凄い!

ゴジラはいかつすぎて、日本版のゴジラ可愛かったな~(シン・ゴジラではなく古い方)となりましたが。まあ怪獣たちは全体的にいかついですよね。ごつい。

モスラが美しい
モスラが一番好きです。慈愛の女神ですねあれは。

キングギドラも迫力満点でなかなか怖くて良かったのですが、ラドンは最後のあれが一番強烈に印象に残るという……(笑)
Twitterで変なあだ名付いてるのも見ちゃったしね。

怪獣のシーンは、どれも絵になりますね。どこを切り取ってもそのままポスターに出来そう。
映像が良かったです。

ところで怪獣たち、目や顔の動きがすごくジュラシックパークシリーズの恐竜っぽいなーと思いました。

私はゴジラ達には特段思い入れがないので、こんなぬるい感想ですが、思い入れが強い人はどうなんでしょう。
そういう人ほど興奮、絶賛かな、と思ったら、私の父はそうではなかったです。「複雑な気分」と連呼してました。
結局ゴジラという作品、キャラクターのどういうところに惹かれてるかによって、新作に対する評価は変わるんでしょう。当たり前ですが。

お次はキングコングと戦うんですよね。

日本版の『キングコング対ゴジラ』を観ましたが、あれはキングコングが可哀想という感想が拭えない私。だって人間に無理やり連れてこられてゴジラと戦わされるんですよ。可哀想でしょ。
ハリウッド版はどんな風に戦うのかな。

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私そもそも同ユニバースの『キングコング:髑髏島の巨神』を観てないので、次の公開までにこれは観ておきたいですね。

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吹き替えの感想

大失態なんですが、字幕の回だと勘違いして行ったら吹き替えでした。普段洋画は字幕一択なんですが。
誰が声を当ててるのか知らないまま観てました。
メインの家族3人の吹き替えの感想を残しときます。

マークの声は、演技は割と上手いが、滑舌がやや気になる。しかし何より決定的に、声自体が合っていない。
後で田中圭と知り、そりゃあかんだろ、と。もっと年上の人選びなよ……演技は悪くないだけに可哀想だよ……。

エマは微妙。ド下手と言うほどではないけど、まあ上手くはない。

マディソンがダントツで上手い。芦田愛菜パイセンでしたか、恐れ入りました。

あと渡辺謙渡辺謙吹き替えは普通に上手かったです。

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ネタバレあり感想

※以下ネタバレあり

メインの怪獣たち、ゴジラキングギドラモスララドン
先日観た『三大怪獣』の影響で、なんとなくその印象のそのまま、キングギドラvsゴジラモスララドンだと思ってたんですよ。

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だから、ゴジラのために戦うモスララドンが攻撃した時、ナチュラルにビックリしました(笑)
え、ラドンは敵なの!?って。
ゴジラモスラと一緒に戦ってくれるんじゃないの!?

でもラドンは、最後はゴジラにひれ伏すでしょう。(ラドンだけではないが)
負けて、ゴジラを「キング・オブ・モンスターズ」って認めたってことでしょうが、いやぁ調子良いな(笑) 動物だしそんなもんか。人間もそうですしね。

モスラは『三大怪獣』では地球のために戦うわけですが、今作のモスラゴジラのために戦ってますよね。ゴジラへの愛が深いというか。
前者はみんなの味方、良い子ちゃんモスラだけど、後者はゴジラのために尽くす女神……って感じ。

モスラは本当に神々しかったです、美しかった。
でも幼虫パートももう少し欲しかった。

人間パートですが、エマ・ラッセル博士には本気でイライラしていました。
信念を貫くこと自体は大事かもしれないけどね……。

準主役的なポジションだから出番も多く、あのキャラクターをずっと観てることは、しんどい部分もありました。
人類のため、地球のためと言いつつ、勝手すぎますよね。
マディソンが危ないって時に、「私はすでに息子を一人亡くしてる」(からこの子も失う訳にはいかない)と言いますけど、いやいやあなたのせいで、数えきれない人が娘や息子を失ってますけどね!?と、ツッコミが止まらなかったです。
ここで「自分も家族も犠牲になっていい」くらいだったら、ある意味公平なんですが……。
結局、自分と家族は大事だけど、その他の人には犠牲になってもらうという、なんという身勝手さ……酷かった……。
最後は自分を犠牲にしますけどね。

人間ではやはり芹沢博士が良かったかな。
勝手にちょい役だと思っていたけど、見せ場ばっちり。
最期のシーンは良かったです。ゴジラに触れるところ、ぐっときた。

しかし芹沢博士死んでしまったら、日本人いないけど!?
次は次で、日本人キャスト誰か出るんでしょうか?
ゴジラなんだから、一人くらい日本人いて欲しい…と思う日本人の私。

ところでこの芹沢博士、一番初めの『ゴジラ』の芹沢博士とどういう関係だと思います!?
子孫ですか?それともただ名前を同じにしただけ?
その辺の設定について、明らかにされてるんでしょうか。

前作、今作の渡辺謙演じる芹沢博士は、下の名前が「猪四郎」なので、リスペクトはとても感じます。(本多猪四郎監督から取ってますよね)

リスペクトと言えば、音楽も、ね。ゴジラモスラのテーマが!あれはアガりますね~!

あとはミリーちゃんが良かったです。マディソンというキャラクターもですが、ミリーちゃんの演技が良かった。

ゴジラがやってきたのを見てニヤリとするシーンがあったかと思いますが、あの表情がすごく好きです(笑)

終わりに

正直普通だったし、ふーんって感じだったのですが、怪獣の迫力や映像の美しさは良かったので、次作の脚本は自分に合うことを期待します。
(なんだかんだ言って次も観るつもり)

タロン・エジャトン主演『ロケット・マン』サウンドトラック 楽曲の超基本情報まとめと感想

 

こんにちは、こまこです。
最近の私の通勤のお供はずーっとこれ。エルトン・ジョンの半生を、本人の楽曲を使ってミュージカル仕立てに仕上げた伝記映画『ロケットマンのサントラ。
5月24日に発売されたばかり。日本盤発売は日にち未定。

『ロケットマン』日本公式サイト

日本公開は8月23日。まだしばらく先です。
エルトン役は『キングスマン』シリーズのタロン・エジャトン
元々タロンくん好きだし、更に最推しのジェイミー・ベルも出演しているし、ということでずっと前から楽しみにしていた作品ですが、サントラを聞いてみたらリピートが止まらなくなりまして、映画自体への楽しみ度も5割増し、という状態の現在。

エルトン・ジョンに関しては、ベストアルバムをちらっと聞いたことがあるくらいで、嫌いではないけど特別好きでもない…本人のこともほぼ知らない、という私。

ほぼ自分用ですが、曲の基本情報をまとめとこうと思います。

※書くまでもないですが、映画観るまでは何も、曲目も知りたくない!という方は注意。

 

 

 

サントラ参加の人物

ほぼエルトン・ジョン役のタロンくんが歌っていますが、他の役者陣ももちろん参加しております。

誰が何の役か軽く調べたのでまとめておきます。(サントラ登場順)

タロン・エジャトンエルトン・ジョン
キット・コナー:レジー(エルトンの少年時代)
ジェマ・ジョーンズアイヴィー
ブライス・ダラス・ハワード:シーラ・アイリーン(エルトンの母)
ティーヴン・マッキントッシュ:スタンリー(エルトンの父)
レイチェル・マルドゥーン:キキ・ディー(歌手)
リチャード・マッデン:ジョン・リード(音楽プロデューサー)
セリンダ・シューンマッカー:レネーテ(エルトンの妻?)
ジェイミー・ベルバーニー・トーピン(作詞家/エルトンの音楽パートナー)

"Rocketman" サウンドトラック 曲情報

1. The Bitch Is Back (Introduction) 

Taron Egerton & Sebastian Rich

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1974年
アルバム:Caribou

2. I Want Love

Kit Connor, Gemma Jones, Bryce Dallas Howard & Steven Mackintosh

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:2001年
アルバム:Songs from the West Coast

3. Saturday Night's Alright (For Fighting)

Kit Connor & Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1973年
アルバム:Goodbye Yellow Brick Road

4. Thank You for All Your Loving

Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & カレブ・クエイ
リリース:1992年
アルバム:Dick James Demos, Volume 1 

5. Border Song

Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1970年
アルバム:Elton John

6. Rock and Roll Madonna (Interlude)

Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1970年

7. Your Song

Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1970年
アルバム:Elton John

8. Amoreena

Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1970年
アルバム:Tumbleweed Connection

9. Crocodile Rock

Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1972年
アルバム:Don't Shoot Me I'm Only the Piano Player

10. Tiny Dancer

Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1972年
アルバム:Madman Across the Water

11. Take Me to the Pilot

Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1970年
アルバム:Elton John

12. Hercules

Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1972年
アルバム:Honky Château

13. Don't Go Breaking My Heart (Interlude)

Taron Egerton & Rachel Muldoon

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
パフォーマンス:エルトン・ジョン & キキ・ディー
リリース:1976年
アルバム:Duets

14. Honky Cat

Taron Egerton & Richard Madden

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1972年
アルバム: Honky Château

15. Pinball Wizard (Interlude)

Taron Egerton

作:ピート・タウンゼント
パフォーマンス:ザ・フー
リリース:1969年
アルバム:Tommy

16. Rocket Man

Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1972年
アルバム:Honky Château

17. Bennie and the Jets (Interlude)

Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1973年
アルバム:Goodbye Yellow Brick Road

18. Don't Let the Sun Go Down on Me

Taron Egerton & Celinde Schoenmaker

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1974年
アルバム:Caribou

19. Sorry Seems to Be the Hardest Word

Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1976年
アルバム:Blue Moves

20. Goodbye Yellow Brick Road

Taron Egerton & Jamie Bell

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1973年
アルバム:Goodbye Yellow Brick Road

21. I'm Still Standing

Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
リリース:1983年
アルバム:Too Low for Zero

25. (I'm Gonna) Love Me Again

Elton John & Taron Egerton

作:エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
パフォーマンス:エルトン・ジョン & タロン・エジャトン
リリース:2019年
アルバム:Rocketman (Music From the Motion Picture) ※映画のための新曲

6/13 MVが公開されました!

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サントラの感想

ちょっとだけ。

『シング』で歌は聞いたことがあったので知ってはいたのですが。

タロンくん歌がうますぎる!!

どれを聞いても上手い。何でも歌える。
というかあまりにもタロンくんが上手過ぎて、全然「映画のサントラ」感がないです。

どっかの歌手が歌う「エルトン・ジョンのカバーアルバム」って感じです。

他のキャストもみんな全然違和感なく、耳馴染みが良く、上手いです。
ジェイミーの歌を聞く日が来るなんて思ってもいなくて、最初はドキドキ。タロンくんに比べると聞き劣りするものの、意外にも(笑)歌えてるし、優しい声で好き。

エルトン・ジョンに関しては最初に述べた通りあまり興味がなかったのですが、どの曲も良い。ハマりそうです。とりあえずご本人のベストアルバム聞いてます。
でも今の声の方が好きですね。新曲の" (I'm Gonna) Love Me Again"を最初に聞いた時にも、「あれ、こんな声だったっけ?」と思ったのですが、年を取ってワイルドになってる。かっこいい。

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ちなみに小ネタ。
タロンくんとエルトンと言えば、『キングスマン ゴールデン・サークル』での共演。
そしてジェイミーとエルトンと言えば、たぶん直接の関わりは今までなかったのでは、と思いますが。ジェイミーのデビュー作『リトル・ダンサー』をミュージカル化した『ビリー・エリオット』の作曲がエルトンですね。

元々楽しみだったのに、サントラのおかげで期待が高まりすぎて、8月下旬の公開は遠いな~と待ち遠しく思ってます。
個人的には『ボヘミアン・ラプソディー』よりかなり期待してます。(あれは個人的にハマらなかった。ラストは良いけど)
ボラプ並みのヒットになると良いなあ。そして来年のアカデミー賞のパフォーマンスがあるといいなあ。

映画観るまで我慢する!という方以外はぜひぜひ、このサントラを聞いていただきたいなと思います。
そしてみんなで日本公開を楽しみに待ちましょう!!

『ベン・イズ・バック』感想 母親が変わればきっと救われる。

近年個人的にイチオシ、更に世間の人気も業界での評価も高い、若手俳優ルーカス・ヘッジズ
父親であるピーター・ヘッジズとの初の仕事が実現した今作。

ピーター・ヘッジズは『ギルバート・グレイプ』が本当に良い映画だし、ルーカスの演技は大好きだが、予告を観て「微妙にいまいちそうな気がする」と思いながらも観に行ってきた。というか、観ないという選択肢はない。

『ベン・イズ・バック』公式サイト

 

2018年アメリ

 

 

 

 

ストーリー

クリスマス・イヴの朝、19歳のベン・バーンズ(ルーカス・ヘッジズ)は実家に突然戻り家族を驚かせる。薬物依存症の治療施設を抜け出し帰ってきたのだ。久しぶりの再会に母ホリー(ジュリア・ロバーツ)は喜び、温かく迎え入れた。一方、疑い深い妹アイヴィー(キャスリン・ニュートン)と良識ある継父のニール(コートニー・B・ヴァンス)は、過去の経緯から、ベンが何か問題を起こして自分たちの生活を脅かすのではと不安に駆られる。両親はベンに、24時間のホリーの監視を条件に、一日だけ家族と過ごすことを認めた。その夜、一家が教会でのクリスマスの催しから戻ると、家の中が荒らされ、愛犬が消えていた。これはベンの過去の報いに違いない。誰か分からないが昔の仲間の仕業だ。凍てつくような夜、ベンは犬を取り戻しに飛び出す。それを追うホリー。ベンが過去を清算しようとする中で、息子の人生を食い荒らす恐ろしい事実を知るホリーは、ベンを救うことが出来るのは自分だけであることに気づき、全力で守ることを決意する。だがベンはホリーの前から姿を消してしまう・・・。

公式サイト

キャスト

ジュリア・ロバーツ
ルーカス・ヘッジズ
コートニー・B・ヴァンス
キャスリン・ニュートン
レイチェル・ベイ・ジョーンズ
デイヴィッド・ザルディヴァ
マイケル・エスパー
ジャック・デヴィッドソン
クリスティン・グリフィス

スタッフ

監督・脚本・製作:ピーター・ヘッジズ
製作:ニーナ・ジェイコブソンブラッド・シンプソンテディ・シュウォーツマン

感想

※ネタバレあり

映画としては普通。どちらかと言うとイマイチ。
予告から察してはいたが、ヒューマンドラマというよりかはサスペンス寄りの脚本で、飽きずに観ることはできた。

何より、やっぱりルーカスが素晴らしい。
先日の初主演作『ある少年の告白』でも思ったし、いやそれより昔からの演技を観ていつも思っていることだけど、本当に繊細な演技をする。そしてそれが私のツボ。
見た目はどちらかというとキツめで、悪役なんかやらせても凄く怖くて良さそうだと思う。でもあの演技力で、途端に悲しそうな、傷ついた、繊細な少年になる。目の表情がたまらない。捨てられた子犬のよう。

教会で妹の歌を聴きながら泣いている場面は、彼の悲しみと辛さと後悔を感じ、観ていて辛かった。唯一私がこの映画で泣いたシーン。

主役はルーカスではなく、母親役のジュリア・ロバーツ
彼女はまさに熱演。
だが、この母親のキャラクターが、私にとってのかなりのストレス
観ていてあまりにもイライラして、本当に腹が立った。映画を観てこんなにいらついたのはとても久しぶり。

この母親は息子の助けになっていない、それどころか、この母親のせいでどんどん悪い方向に進んでるのでは?問題は薬物ではなく、この母親では?と思ってしまった。

それは私が母親じゃないからだろうか。母親というものの気持ちが分からないのだろうか。
想像はできるつもりだ。この母親の感情は、本当にわかるとは言えなくても、なんとなく理解はできる。
でも、嫌いだ。

息子に対してすぐに激昂する。
励ましであろう言葉、優しい言葉については、「あなたは素晴らしい」「やる気になればできる」そういった言葉をかけられている時のベンの表情を見ていると、彼の重荷になっているようにしか見えなかった。
彼女の対応は、依存症の患者にとって正しいものなのだろうか。助けたいのなら、学び、自分をまずコントロールせねば。

他人にもすぐ当たる。そういうところ、大嫌い。

何より「ありえない」と思ったのは、ベンの行き先を知るために、依存症のスペンサーと取引をするところである。
依存症の人間に、薬を渡した。
赤の他人でもなく、赤ん坊時代を知っている青年。薬物中毒の患者に、薬を。
彼女の神経を疑った。
いや実際、もうあのときの彼女は、正常な判断力を保てていなかったのかもしれないが。

彼女のこのどん引き行為や、他人への暴言、更にベンへの怒りや優しい言葉。
これらはすべて息子のことを大事に思うから出た言葉、行為とは言える。感情のままに。
母親の、息子への愛情ゆえに。

でも、きっとだめだ。依存症の息子を救おうと思うなら、これらの行為はきっとだめだ。

ベンはまず映画冒頭で家に帰ってきた。これが一度目の「ベン・イズ・バック」。
そしてラスト、死にかけていたところを母の助けで息を吹き返した。この世へ、そして母の元へ帰ってきた。これが二度目の「ベン・イズ・バック」。
本当に消えかけて、やっと帰ってきた息子を失わないためには、彼女も変わらなくては。

このラストシーンの前、ついに警察に駆け込んでいる姿は、やっと正常な判断ができるようになったか、と思ったが。
人に助けを求めないと。
彼女も変わる片鱗だろうか。それを願う。

映画パンフレットに、カウンセラーの山下エミリさんのコラムが載っていた。
私が映画を観て漠然と感じていたことを、専門家の目線できちんと解説されてて助かった。
いくつか引用させていただく。

「私の気持ちに寄り添って欲しい」というメッセージの一方で、寄り添おうとすれば怒るというように矛盾した二つのメッセージを同時に送ることをダブルバインド(二重拘束)と言います。
こういう育てられ方をすると子どもは、どちらも選べず混乱し、心理的ストレスがかかるため子どもに問題が現れやすくなると言われています。

また山下さんも、最後ホリーが夫に弱音を吐き、警察に助けを求めたシーンを

物語が大きく変わるという希望と期待が表れた瞬間

と述べている。

彼女はここで変われたのか。そしてベンは救われるのか。

締めに

この映画の続きは二通りの筋書きが作れます。

その二通りとは、実際にパンフレットで確認していただくとして。

これは薬物中毒の息子の物語ではなく、母親の物語だった。
彼女が変わり、ベンも救われ、明るい家族の姿が未来にあることを、切に願う。

ルーカス・ヘッジズの素晴らしい演技は以下作品でも!